2007年1月
現在パラグアイには7,000人の移住者・日系人が居住しています。首都アスンシオン市から車で2時間ほど離れたラ・コルメナの地に日本人が初めて移住したのが、1936年。以来、移住者の方々は様々な困難を乗り越え、農業や牧畜業のみならず医療・商業などあらゆる分野で活躍してきました。
そして、昨年、日本とパラグアイにとって「パラグアイ国日本人移住70周年」という節目の年を迎え、これを記念して様々な行事が行われました。
9月には、「パラグアイ国日本人移住70周年記念祭典」が盛大に開催されました。ドゥアルテ大統領他とともに祭典に出席した山中外務大臣政務官(当時)は、開拓物故者慰霊祭、高齢移住者との懇談を行った他、移住者の労苦を偲び、その努力と勤勉さで現在の安定と繁栄を築き、パラグアイ官民の高い評価を得たことを称えるスピーチを行いました。
また11月には、秋篠宮殿下の御訪問が実現しました。殿下は、ドゥアルテ大統領と会談された他、移住者・日系人に終始笑顔を以て接せられ、高齢者の方にはいたわりのお言葉を、子供たちには激励のお言葉を掛けられました。そのお姿は、メディアを通して広くパラグアイ国民に伝えられ、深い感銘を残しました。
パラグアイは南米随一の親日国と言われていますが、この背景には、パラグアイ社会に大きく貢献してきた日本人移住者・日系人の活躍と、パラグアイ政府・国民の理解があったことが挙げられます。これからも、80周年、90周年に向けて、この良好な両国関係が一層強化されることが望まれます。
ラ・コルメナ移住地(開拓当初の様子)
記念祭典の様子(右から、山中外務大臣政務官(当時)、小田パラグアイ日本人会連合会会長、ドゥアルテ大統領、飯野大使夫妻)