平成19年11月
当館の管轄地域であるドイツ南部、バイエルン州とバーデン・ヴュルテンベルク州では、日本の都市と姉妹都市提携を結んでいる都市・州が27にものぼります。今年は、このうちミュンヘン市が札幌市との間で姉妹都市締結35周年、ヴォルフラーツハウゼン市が埼玉県入間市と同20周年を迎え、9月には日本から両市の代表団がそれぞれの姉妹都市を訪問し、様々な記念事業に参加しました。
札幌市とミュンヘン市は1972年にそれぞれ冬季・夏季オリンピックの開催地になったことを契機に姉妹都市関係を結んで以来、姉妹校交流やサッカー・柔道等のスポーツ交流をはじめ、様々な交流を行ってきています。今回、札幌市代表団は、環境先進国ドイツを手本にしようと、環境施設や水道施設視察のプログラムを組み、ミュンヘン市長と意見交換をしました。市政に反映できる具体的で実りのある交流をしたいという札幌市代表団の言葉が印象的でした。
一方、入間市代表団はヴォルフラーツハウゼン市の特別市議会に参加し、両市長の間で今後も姉妹都市交流を促進する共同宣言が発出され、「いるま通り」という名の地名まで誕生しました。両市の間では青少年交流を中心に、これまで延べ800人を越える人的交流が行われています。
ヴォルフラーツハウゼン市では当初、遠く離れた日本と姉妹都市協定を締結したところで、往き来に時間とお金がかかり、うまくいかないのではという意見もあったそうです。しかし、同市の国際交流担当者は「20年間を経て、最善の選択であった」と自信満々な表情でした。
このような長年にわたる姉妹都市交流の成果を間近に見て、様々な分野で幅広い年齢層の市民が参加する姉妹都市交流の意義の大きさについて改めて認識を強め、国と地方が連携して国際交流を促進し、相互理解を深めていくことが大事であると気づかされました。
上田札幌市長とウデ・ミュンヘン市長
木下入間市長とベルヒトルト・ヴォルフラーツハウゼン市長