在外公館

在外公館ニュース

在マーシャル大使館

2006年11月

 マーシャル諸島共和国は、日本の南東約3,700キロメートルの太平洋上に位置し、29の環礁及び5島から構成されている、主として珊瑚礁の島々からなる国です(総面積181平方キロメートル)。当国は海洋性熱帯気候で高温多湿ですが(平均気温は27度)、スコールも多く、マラリアなどの風土病もありません。人口は約5万6千人で、マジュロ環礁(首都マジュロは人口約2.5万人)、クァジェリン環礁(第2の都市イバイは人口約1万人、米国の迎撃ミサイル基地も存在)に人口が集中しています。このほか、当国には原爆実験で有名なビキニ環礁などがあります。環礁の標高は平均1.5メートル、椰子の木に覆われ、珊瑚礁の海はダイバー達の別天地となっています。

 マーシャル諸島は戦前我が国が国際連盟下で委任統治した経緯もあり(1920~45年)、祖父母が日系人であったというマーシャル人も多数おり(ノート大統領、ザキオス外務大臣、ワセ財務大臣など)、高齢者の中には日本語を話す人たちもいますが、高齢化に伴い日本語人口は年々少なくなってきています。日常生活には、オボン(壁掛け)、アメダマ、タクアンなどが日常語として残っています。なお、現在、マーシャル高校においては青年海外協力隊員より日本語が教えられています。

 政治体制は、立法府(一院制、定員33議員)、行政府(国会が大統領を指名する議院内閣制)及び司法府(裁判所)から構成されていますが、このほか必要に応じ国会に提言できる酋長評議会が存在します。現在の大統領はケーサイ・ノート(与党UDP、二期目)氏、国会議長はリトクワ・トメイン(UDP)氏です。外交方針は米国との関係を基軸とし、太平洋諸国や日本、豪州、台湾等との友好関係維持・促進、国際機関との協力関係強化を基本方針としています。東京には在マーシャル諸島共和国大使館が置かれています。

 公用語はマーシャル語と英語です。また国民は殆どがプロテスタント系信者で占められ、島内には多くの教会が建っています。人柄はおおらかで、親しみやすく、コーラスや踊りに長じています。また主食は米、鶏肉、魚ですが、パンの実や椰子のジュースなどの伝統的な食べ物もあります。普段の服装は、男性がアロハ・シャツ、女性がムームーです。土産物としては、主としてタコの木の葉で作った壁掛け、バック、首飾り等、黒真珠、貝細工等の民芸品があります。

(写真)マジェロ環礁
マジェロ環礁
(写真)マーシャル政府中央政庁ビル
マーシャル政府中央政庁ビル
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