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在リトアニア大使館

2007年4月

 近年、リトアニアは「バルトの虎」と呼ばれ、年率7%台の高い経済成長を続けています。リトアニア政府は、国の将来の発展に向け、わが国からの投資、特にハイテク分野の投資を求めています。そこで当館では、現地の政府、大学、企業関係者等を訪ね、ハイテク分野の動向を調査しました。

 リトアニアは、旧ソ連時代に「ソ連のシリコンバレー」と呼ばれ、科学技術の一大拠点として知られていました。今日でも、レーザー、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、ITなどに強みがあると言われています。

 実際、ニッチな分野において世界シェア50%を誇る製品を製造するなど、国際的に高い評価を受けている企業も存在します。また、携帯電話普及率が2005年に127%(世界第2位)に達するなど、IT・通信分野も非常に成長している分野です。

 このように、リトアニアの潜在力は決して低くないのですが、ハイテク産業はあまり目立っていません。その理由として、政府の努力不足、研究成果を商業化に結び付ける仕組みが不十分であるなどの理由があることが分かりました。

 一方、政府や企業の中で有能な世代が台頭し、世代交代が急速に進んでおり、さまざまな面で変化の兆しを感じました。例えば、カウナス工科大学では学内に担当部局を設置し、産官学連携強化に乗り出しており、お会いした担当教授は、企業経営者顔負けのセールスぶりを発揮していました。また、ビリュニス大学では、ビリュニス市や他企業とともに産官学連携拠点「サンライズバレー」の設立計画に参加し、新キャンパスを設置する予定です。

 また、ハイテク関連の若い企業経営者、研究者を中心にさまざまなネットワークが形成され、情報交換や政策提言の場ができています。わが国がハイテク分野におけるリトアニアとの関係を強化するためには、こうした新世代との交流をもっと強化していく必要があるのではないでしょうか。そのような場の設定が、次の課題と言えます。

詳しい調査報告は、在デンマーク日本大使館ウェブサイト他のサイトヘをご覧下さい。

カナウス工科大学を訪問
カナウス工科大学を訪問
首都ビリニュス市街
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