在外公館

在外公館ニュース

在ホノルル総領事館

2006年12月

 10月15日(日曜日)朝7時過ぎ、ハワイ島沖で数十年振りにマグニチュード6級の地震が起きました。オアフ島では、地震に慣れた日本人はさほどの揺れと感じませんでしたが、地元の人々には天地鳴動であったようです。津波の心配、死者・重傷者はなしと早く判明したため、総領事館ではまずはほっとしたものの、地震直後に発生した停電が復旧する兆しが見えません。電力会社や当局による復旧見通しが曖昧な中、停電は多くの地域で夜まで続きました。

 このような中、多くの日本人を含む観光客は多大の不便を被りました。停電でホテルのTV・電話・パソコンは使えず情報が入りません。当局情報が不足したことで、一部ホテルでは日本語による的確な情報提供がないという苦情も出ました。水と食料の調達も困りました。殆どのスーパーやレストランは閉まり、まれに開いている店の前は長蛇の列です。空港の停電も長引き、飛行機が続々と着陸する一方、手続きの遅れで離陸できません。入国手続きも手作業となり、飛行機も乗客も空港内に滞留する一方です。夕刻に電気が回復しようやく離陸できましたが、翌日発にされた便もあり、空港泊となった方々もおられたようです。当総領事館も停電で機能不全となる中、何とか最低限の連絡手段は確保しましたが、このような長時間の停電は想定外でした。現在、停電時の日本語による情報提供をより十全に行う方策について州政府当局と共に検討中です。

 このような混乱を地元の人々は思いやりの精神、アロハ・スピリットで乗り切りました。停電を悪用した犯罪は起きず、入店待ちの列を乱す者もなく、ラジオ局に自分の周辺の必要情報を知らせる人もいました。多くの信号機が停止する中、車は譲り合って整然と流れていました。また、多くの人は外出を極力控え、自宅でラジオを聴きつつ忍耐強く過ごしました(日曜日であったのも幸運でした。)。緊急時にも助け合う共同体精神が息づくハワイの良さを実感できた1日でした。

(写真)オアフ島東部にある美しいラニカイビーチ
オアフ島東部にある美しいラニカイビーチ
(写真)ハワイを代表する花のひとつ、プルメリア
ハワイを代表する花のひとつ、プルメリア
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