平成19年10月
クロアチアはGDPの約20%が観光業による収入から成り立つ観光立国です。旧ユーゴスラビア紛争時には、観光客の数が激減しましたが、最近では紛争以前のレベルにまで回復してきました。また近年は、日本を初めとするヨーロッパ以外の国々からの観光客も急増しています。これまで、日本からクロアチアを訪れるには、フランクフルトなどの経由空港で旅客機を乗り継ぐ必要がありましたが、今年8月25日に、ジャンボジェットによる日本からの初めての直行便がクロアチアに到着しました。クロアチア国内の空港にジャンボジェット機が着陸するのも初めてのことだったため、クロアチアでも多くのメディアがこの日本からの直行便の話題を取り上げました。9月上旬までに、合計4便の直行便が到着し、約1400人の日本人観光客がクロアチアを訪れました。
このように、近年は日本のクロアチアに対する関心も高まりつつあるところですが、一方で、クロアチアの人々も、日本文化に対し、大変高い関心を有しています。その範囲は、小説、俳句などの日本文学、空手、柔道などの各種武道、アニメ、日本映画に代表されるポップカルチャーなど、極めて幅広い分野にわたっています。2004年にはザグレブ大学に日本語学科も開設され、2007年には第1期生がコースを修了しました。
これらの期待に応えるため、当館では毎年各種文化事業を実施しており、今年度は既に、こどもの日記念事業、日本語弁論大会、刺繍テントの製作・展示等を実施したほか、今後も、剣道デモンストレーション、日本クレイアート展、琴と尺八による演奏会等を行う予定です。
到着したジャンボ機の横で、民族衣装を身にまとって日本人観光客を歓迎するクロアチアの人々
日本からの直行便到着について記者会見を行う白川大使