2006年4月
当総領事館があるベレン市は、日本の約2.3倍の広さをもつブラジル北部パラー州の州都であり、全長6千キロを超える世界第2位の大河アマゾン河の河口にある人口約130万人の街です。赤道から南に約160キロの南緯1度28分に位置し、年間を通じ最高気温は30〜32℃、湿度は80〜90%前後の正に典型的な高温多湿熱帯雨林型気候ですが、マンゴーやその他の街路樹が厳しい日中の日差しを僅かに和らげてくれています。
パラー州は今から約80年前(1929年)に始まったアマゾン地域への日本人移住者の中心をなす地域で、その子孫である日系人がブラジル国内で3番目に多い州でもあり、人々の日本に対する親近感も強いものがあります。こうした中でパラー州政府は、最近更なる日本への情報発信と観光客誘致等を目指して、日本語版観光サイト:http://www.paratur.pa.gov.br/jp/index.htm
を開設しています。
州政府による様々な観光事業の中で、スポーツ庁が主催するインディオ(先住民)競技大会は、2004年に第一回大会がベレン市の南方380キロにあるツクルイ市で初めて開催された異色の行事でしたが、その盛況振りからこの大会は昨年(2005年)にも第二回大会が、アルタミーラ市(ベレン市の西南約1200キロ)で開催され、パラー州とその南に隣接するマット・グロッソの両州から18部族、約600人のインディオが参加することとなりました。
この競技大会はインディオが、弓矢、100キロ丸太担ぎ、やり投げ、綱引き、カヌー等の伝統的な各種の技を一週間にわたり部族間で競い合うもので、その他にもサッカー、陸上競技、水泳等も行われます。なお、競技の開催期間と場所については、スポーツ庁の役員とインディオ側代表者が協議し、月の動きやインディオ側の要望も踏まえ、単に、○○市の競技場ということではなく、例えば、△△が望める○○市の高台等と、詳細にわたって決定されることとなっています。
今や外国人を含む多くの観光者の関心の的となったこの行事は、2006年も開催される予定です。

