2006年8月
2006年6月、オーストラリア国立大学音楽学校ルエレンホールにおいて、当館及び『オペラ「かぐや姫」日豪交流年記念公演実行委員会』(制作団体:東京オペラ・プロデュース)による日豪交流年事業『オペラ「かぐや姫」』が実施されました。
このオペラは、日豪友好協力基本条約署名30周年記念事業として、日本の古来のおとぎ話「かぐや姫」を題材としたものです(演奏時間約100分)。公演内容は、主として前半を有志の豪州人声楽家や児童合唱団も参加し「交流」を、後半は日本からのプロの声楽家によるアリア等「芸術性」を重視した構成とし、「交流」と「プロの公演」を同時に実現するものです。
このオペラの実施にあたっては、自ら作詞、作曲した指揮者の平井秀明氏及び著名な演出家直井研二氏、5名のメインの声楽家等が訪豪し、当地のオーケストラ及び成人・児童合唱団とともに、事前の稽古、リハーサル等を実施しました。その過程で、現地の声楽家、音大生、日本語を学習する児童等のボランティアも参加した日豪の協働事業として、日豪市民間で互いに「教え・学びあう」といった文化交流を通じ、日豪交流年のコンセプトである「市民交流」が実現されました。
公演当日には、幕間の当地児童合唱団によるカーテンコールの際には、観客席の家族より、児童に対する盛んな拍手が送られたり、公演中のコミカルな演技、セリフの場面に対しては、観客席より積極的な反応が示されました。公演終了直後には、スタンディングオベーションも含め、盛大な拍手が行われる等観客の反応は極めて好評でした。
今回のオペラ公演を通じて生まれた日豪両国間における様々な交流が、今後更に拡大することが期待されています。

