外務本省

松山外務副大臣のアフリカ訪問(ボツワナ・南ア・モザンビーク)(概要)

平成25年3月7日

  • (写真)松山外務副大臣のアフリカ訪問(ボツワナ・南ア・モザンビーク)-1
    スケレマニ・ボツワナ外務国際協力大臣との会談
  • (写真)松山外務副大臣のアフリカ訪問(ボツワナ・南ア・モザンビーク)-2
    ヌコアナ=マシャバネ南ア国際関係・協力大臣との会談
  • (写真)松山外務副大臣のアフリカ訪問(ボツワナ・南ア・モザンビーク)-3
    コンタドソル小学校視察での
    JOCVの活動の視察(モザンビーク)

1.松山政司外務副大臣は,2月27日から3月6日まで,ボツワナ共和国,南アフリカ共和国及びモザンビーク共和国のアフリカ3カ国を訪問しました。

2.松山副大臣は,各国の政府要人と二国間関係やTICADVについて幅広く意見交換を行いました。南アでは,エブラヒム南ア・国際関係・協力副大臣とともに,第12回日・南ア・パートナーシップ・フォーラムの共同議長を務めました。また,経済外交の一環として,ボツワナではアフリカで初めて地上デジタル放送の日・ブラジル方式が採用されたことを機に一層の両国の関係強化を確認するとともに,天然資源の豊富なモザンビークにおいては,ODAも活用しつつ,日本からの投資が一層進むよう働きかけを行いました。南ア及びモザンビークでは,駐在する日本企業関係者,援助関係者等と意見交換を行いました。

3.松山副大臣の各国における表敬訪問,会談等の概要は以下のとおりです。

(1)ボツワナ共和国(2月27日)

ア.ケディキルウェ副大統領との会談

 先方から,これまでの日本の支援に謝意の表明があるとともに,今後の二国間の協力案件につき説明がありました。松山副大臣からは,東日本大震災に際してのボツワナからの支援(お見舞い及び義援金約1200万円)に感謝するとともに,ボツワナの安定したガバナンスと投資環境を評価し,TICADVは民間投資促進の観点からアフリカの投資環境改善の取組を後押しする良い機会であり,ボツワナの知見を共有して頂きたい旨述べました。

イ.スケレマニ外務国際協力大臣との会談

 二国間協力案件やTICADVに向けた準備につき意見交換するとともに,ジンバブエ情勢,日中関係,国連安保理改革等,地域情勢及び国際社会の諸問題につき議論を行いました。

ウ.マシシ公共政策大臣との会談

 先方から,松山副大臣の訪問に先立つ2月26日にボツワナがアフリカで初めて地上デジタル放送の日伯方式(ISDB-T)を採用する決定を行ったことをお伝えできることは喜ばしい,ボツワナは他の方式との間で技術評価・比較を行った結果,日伯方式が最も優れていると確信をもっており,今後この方式がアフリカの各地に広がることを期待するとの説明がありました。松山副大臣からは,これを契機とした両国間のより緊密な連携を進めたい旨述べました。

(2)南アフリカ共和国(2月27~3月2日)

ア.マシャバネ国際関係協力大臣への表敬

 先方から,自分(同大臣)が2010年に日・南ア・パートナーシップ・フォーラムの共同議長を務めた際,両国関係を「戦略的協力関係」に引き上げた旨説明があるとともに,日本からは南アの苦しい闘争時代から支援をいただき感謝しているとの発言がありました。松山副大臣からは,TICADVの成功に向けた両国間のパートナーシップ(もしくは協力を要請)を提案し,これに対し,先方より,南アはTICADに完全にコミットしている,TICADVにはズマ大統領が出席し,自分も同行するとの発言がありました。

イ.エブラヒム国際関係協力副大臣との少人数会談

 先方から,日・南ア・パートナーシップ・フォーラムは,両国が世界の諸課題に協力して対応する上で有効な枠組みであること,南アはBRICS首脳会合を3月に開催するが,日本のような伝統的なパートナーとの関係も重視しており,日本との貿易のみならず,日本の投資は人材育成,技術移転,付加価値化に貢献しており高く評価している旨説明がありました。松山副大臣からは,同フォーラムを二国間関係のさらなる推進のための契機としたい旨説明しました。また,双方は,国連安保理改革等についても意見交換を行いました。

ウ.マヤキNEPAD(アフリカ開発のための新パートナーシップ)計画調整庁長官との会談

 先方から,アフリカの開発のための日本の貢献に謝意が表明されるとともに,NEPADの取組・優先課題について紹介がありました。また,民間企業の活動が成長の牽引役となるべきとしつつ,ODAが民間投資の呼び水として重要である点につき説明がありました。松山副大臣からは,NEPADの役割及びTICADVの成功に向けた同長官の貢献を評価するとともに,質や安全性,技術移転,人材育成に熱心な日本企業の関与は,双方にとって有益であることや,農業分野での協力などにつき説明しました。

エ.レスキュー・サウスアフリカ訪問

 松山副大臣から,東日本大震災に際して日本が初めて受け入れたアフリカの救援隊である隊員らに改めて謝意を表明するとともに,意見交換を行いました。先方からは,被災地の方々からの手紙や現地の活動の模様を紹介しつつ,これまで派遣された国の中で,日本ほど現地の人々に感謝されたことはなく,南ア国内での自分達の認知の向上にもつながったこと,日本での活動の経験を基に南部アフリカ各国の救援隊の能力向上にも貢献したいとの説明がありました。

オ.オルランド孤児院訪問

 松山副大臣は,黒人居住地区に所在し,現地日本人学校とも交流のある同孤児院を,日本のNGOを通じて寄贈された中古移動図書館車とともに訪問し,子供達及び職員を激励しました。院長からは,南アフリカの子供達を巡る現状の説明があるとともに,これまで日本政府及び日本人から示された連帯への謝意が表明されました。

(3)モザンビーク共和国

ア.ノールマホメッド鉱物資源副大臣との会談(朝食会)

 松山副大臣から,天然資源の豊富なモザンビークに対する日本企業の関心は高く,日本の投資は現地の雇用創出,人材育成,技術移転などに資する特徴があること,また,日本はODAも組み合わせてモザンビークの発展を支援しており,ナカラ回廊開発計画のように,投資とも相乗効果を生む総合的な計画を実施している旨を説明。その上で,投資の促進のためには,安定的で,長期的に見通し可能な環境が極めて重要であることを説明しました。先方からは,モザンビーク政府は日本企業が引き続き現地で活躍することを期待しており,様々なプロジェクトについて協力を進めたい,政府として,外国投資から得られる技術,収入,労働条件等について考慮する必要があるが,よい環境の中で日本からの投資が進むよう支援していきたい,同席している在京大使も最大限努力している旨説明がありました。また,双方は,現在進められている鉱物資源関連の諸案件に関する意見交換を行い,今後とも緊密に協力していくことで一致しました。

イ.コローマ外務協力副大臣との会談

 先方から,本会談に先立ち,円借款案件「ナカラ港開発計画(I)」に関する交換公文が松山副大臣の立会いの下で署名できたことは喜ばしいとしつつ,1月に発生した洪水被害に際しての援助をはじめ,保健,インフラ,農業等の分野でのこれまでの日本の支援に謝意が表明されました。松山副大臣からは,近年両国ハイレベルの交流が進んでいることを評価しつつ,自分(松山副大臣)の訪問を一層の関係強化の機会としたいと述べた上で,我が国が推進するナカラ回廊開発の一環として,今般署名された案件が,モザンビークのみならず南部アフリカの海上輸送の拠点となり,内陸部を含む広域開発に寄与することを期待する旨述べ,日本からのODAや民間投資の意義について説明しました。

(参考)出張日程

2月27日
成田発
2月28日
ヨハネスブルグ着
同発 ハボロネ着
同発 ヨハネスブルグ着
3月2日
ヨハネスブルグ発 マプト着
3月5日
マプト発 ヨハネスブルグ着
同発
3月6日
羽田着

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