金田勝年外務副大臣は、7月17日及び18日、クウェートを訪問し、サマーワより撤収してきた外務省サマーワ事務所長及び陸自部隊を出迎え、ムハンマド・クウェート外相と会談する等したところ、その概要と評価は以下のとおり。
麻生大臣の名代として、額賀防衛庁長官と共に、クウェート市郊外のアリ=アル=サーレム基地において、空自機によりサマーワより撤収してきた外務省サマーワ連絡事務所側嶋所長及び陸自第10次イラク復興支援群山中群長他陸自部隊隊員を出迎え、外務省サマーワ連絡事務所及び陸自部隊のムサンナー県からの撤収が完了したことを確認するとともに、その後の訓辞式において、彼らのこれまでの復興支援活動を高く評価し、その精励ぶりをねぎらった。
アリ=アル=サーレム基地を拠点としてイラク国内への飛行を実施している空自イラク復興支援派遣輸送航空隊(C-130輸送機部隊)の活動状況を視察し、隊員を激励した。
その後行われた内外プレスを対象とした記者会見において、今後、我が国として、空自による輸送支援に加え、ODAを活用しつつ引き続きイラク復興支援を積極的に行っていく方針であることを紹介した。


額賀長官と共に、ムハンマド・クウェート副首相兼外務大臣と会談した。終始和やかな雰囲気の会談の中で、当方よりは、これまでのイラク復興支援におけるクウェートからの協力に謝意を述べるとともに、今後については、空自による輸送支援に加え、ODAの活用やイラク・コンパクト策定への関与を通じて、引き続き支援を積極的に行っていくとの我が国の基本的な考え方を示した。更に、経済関係をはじめとする今後の二国間関係の発展への期待を表明した。
ムハンマド外務大臣よりは、日本が湾岸地域の安定のために果たしている役割を高く評価する、イラクに安定した民主的・平和的な国家を建設するとの目標を全く共有するものであると述べた。また、クウェート国内の経済改革が日本との経済関係の更なる強化に資することを期待していると述べた。
額賀長官と共に、クウェート市郊外のキャンプ=バージニア基地を往訪し、帰国準備を行っている陸自部隊の隊員を激励した。
外務省サマーワ連絡事務所及び陸自イラク復興支援群がムサンナー県からの撤収を完了したこの機会にクウェートへと赴き、外務大臣の名代として彼らを迎えその精励ぶりをねぎらったこと、また、今後引き続きイラクへの空輸支援活動を行う空自部隊を激励したことを通じて、イラク復興支援に一体となって取り組んできている我が国政府の姿勢をあらためて示すことができた。
また、7月10日に発足したばかりのクウェート新内閣において留任したムハンマド副首相兼外相に対して、今後のイラク復興支援にあたっての我が国の基本的な考えを示すとともに、経済関係をはじめとする今後の二国間関係の更なる発展への期待を示すことができたことは、我が国のエネルギー安全保障等の観点から重要な友好国であるクウェートとの関係において有意義であった。