アジア

日中韓外相会議

平成28年8月24日

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 8月24日(水曜日)午前11時00分から午後0時30分まで,東京において,日中韓外相会議が開催されたところ,概要次のとおり(出席者:岸田外務大臣(議長),王毅(おう・き)中国外交部長,尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官他)。

1 日中韓協力

 3外相は,幅広い分野での3か国協力が着実に進展していることを確認し,昨年の日中韓サミット及び日中韓外相会議において一層の協力を進めていくことを確認した案件について,具体的な協力の現状や将来の方向性について議論を行った。

(1)3外相は,防災,環境,青少年交流,経済の分野について,意見交換を行い,協力をさらに促進することで一致した。岸田大臣からは,防災は,日本の重要な政策課題であることを強調し,11月に開催する「世界津波の日高校生サミット」について紹介しつつ,日中韓防災担当閣僚級会合及び日中韓防災机上演習の取組を評価した。環境については,4月に静岡で開催した日中韓環境大臣会合別ウィンドウで開くに言及し,協力の拡大を確認した。青少年交流については,現在日本で開催中の日中韓ユース・サミットについて紹介し,若者の相互理解の促進の重要性を強調した。さらに,岸田大臣は,日中韓FTA及び東アジア地域包括的経済連携(RCEP)について協定の妥結を目指して交渉を更に推進していく意思を表明した。

(2)3外相は,アフリカ,テロ対策,中東情勢について,専門家間で意見交換を行うことは有意義であることを再確認した。岸田大臣は,初のアフリカ開催となるTICAD VIについて紹介した。また,テロの脅威が広まる中,3か国で具体的なテロ対策について議論することの重要性を指摘した。

2 地域・国際情勢

(1)北東アジア情勢

 3外相は,24日朝の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と考えられる弾道ミサイルの発射を含め北朝鮮による相次ぐ挑発行動は,断じて容認できないとの点で一致し,日中韓で国連安保理を含む国際社会の取組を主導していくことを確認した。また,岸田大臣からは,拉致問題について,中韓両国の理解と協力を求めた。 

(2)東アジア協力

 3外相は,東アジアにおける多層的なフォーラムの下での協力関係を築いていくことが重要であることを確認した。また,ASEAN共同体の更なる統合に向けた努力を継続することで一致。さらに,来月中国で開催されるG20杭州サミットに向けた日中韓の連携を表明した。

3 日中韓サミット

 3外相は,日中韓外相会議の成果を,年内に日本で開催する日中韓サミットにつなげるべく,引き続き協力していくことで一致した。