平成18年6月12日
クロアチアは「神の恵みの国」に住む古いヨーロッパ民族です。8つの国立公園の自然美と6つのユネスコ世界遺産に見られる豊かな文化遺産、アドリア海沿岸と1000以上の島々があります(詳しくは政府観光局のサイトをご覧下さいhttp://www.croatia.hr/)。

ドゥブロヴニク、スプリット、首都ザグレブ、トゥロギル、ザダール、シベニクはヨーロッパで有数の魅力的な街並みです。ジョージ・バーナード・ショーはドゥブロヴニクについて「地上に楽園を求める者はドゥブロヴニクに来たれ」と述べ、著名な海洋学者ジャック・クストーは、クロアチアのアドリア海を「地球上で最も美しく澄んだ海」と呼びました。その深く優美なサファイア・ブルーは、劇的な海沿いの山々と相まって、世界でも最も感動的で印象深い景観と言えます。
日本とクロアチアの関係は深い相互理解と尊敬に基づいた、とても暖かく友好的なものです。自然を愛し、俳句を愛する心(クロアチアは国際的な俳句大会で最も高い入賞率を有しています)や、伝統、文化遺産が我々の共通点です。日本で最初に出版されたヨーロッパの本は、1585年にクロアチア文学の父と呼ばれるマルコ・マルリッチがラテン語で書いた「De Institutione bene vivendi(模範的な生活について)」という本です。聖人達の生活について書かれたこの本は、聖フランシスコ・ザビエルにとって聖書と共に人格形成の基となったもので、インドや日本にも帯同し、死後は一緒に埋葬されました。
日本の皆さんにクロアチアを身近に感じてもらうための話題をいくつか紹介すると、斑点がある犬のダルメシアンはクロアチアの種ですし、クロアチア国民から日本への贈り物として「愛・地球博」後に愛知県の碧南海浜水族館に4匹寄贈されたドラゴンズ・ベビー(洞窟に棲む「ホライモリ」)はクロアチアの天然記念物です。ネクタイの起源である「クラヴァット」はクロアチア人が生み出しましたし、他の発明では万年筆、魚雷、パラシュート、飛行船などがあります。またブラチュ島は、米国にあるホワイトハウスや国連ビルの石材の原産地として有名です。
本年、クロアチアでは20世紀で最も偉大な科学者の一人で、三相電力、レーダー、ラジオ、X線、ロボット等を発明したニコラ・テスラ生誕150周年を祝っています。また芸術分野では、イヴァン・メシュトビッチは20世紀で最も重要な彫刻家の一人です。

サッカー熱が盛り上がる中、クロアチア代表はワールドカップで手強い日本と対戦します。ただ、今回のクロアチア代表は1998年フランス大会で銅メダルを取ったチームよりも強いというのが一般的な評価であることを申し述べねばなりません。ボールは丸く、運を含めた多くの事柄が勝者を決定するでしょう。6月18日には、より優れたチームに勝ってもらいましょう。