平成18年9月9日
フィンランドを訪問中の小泉総理大臣は、9日13時30分(現地時間)から約40分間、ハロネン大統領への表敬を行ったところ、概要以下のとおり。
(1)ハロネン大統領から小泉総理の訪問へ歓迎の意を表したのに対し、小泉総理からも「今回フィンランドを訪問できたことを大変喜んでいる。」旨述べた。
(2)また、総理より青色発光ダイオードで有名な中村博士がハロネン大統領からミレニアム・テクノロジー賞を授与されたと聞いたことに触れたところ、ハロネン大統領は「中村博士の業績には感銘しており、その業績に対して賞を授与したものである」旨述べた。
(1)ハロネン大統領は「自分は、80年代後半に総理と同時期に厚生大臣であった。両国間には共通の経験と知識があり、仙台フィンランド健康福祉センターの例を見ても良い協力が実施されている。これからもこの分野で両国間の協力を推進していきたく、貴首相からも支持をいただきたい」旨述べた。
(2)これに対して総理は、フィンランドが国際競争力や男女共同参画、教育等で先進的である点に触れつつ「貴国とは共通する基本的価値観と課題、目標がある。両国は、石油、天然ガス等資源に恵まれていないにもかかわらず、経済発展を遂げてきた、環境保護を重視していることも共通点。国際社会で世界の平和と安定のために責任を果たすという面でもフィンランドから学ぶ点が多い。日本では、福祉、年金、介護の問題が大きな課題。両国の間で今後とも協力を進めていきたい。」旨述べた。
(1)ハロネン大統領は「貴総理がEUとの関係強化に尽力されていることを高く評価している。」旨述べた。
(2)総理より「ASEM首脳会合へ貴国が指導力を発揮していただいて満足。同会合のために、事務レベル、閣僚レベルでの話し合いの積み重ねが行われている。首脳会合そのものの重要性に加えて様々なレベルでの話し合いの継続、積み重ねが重要である」旨述べた。
(3)ハロネン大統領より「今回、気候変動の分野で文書を出したいと考えており、日本の協力を得たい。」旨述べたところ、小泉総理より「環境問題に関してフィンランドと日本は共通の立場にあり、日本として協力したい。」旨述べた。