
APEC首脳会議の概要
平成23年11月14日
11月12日及び13日,米国・ホノルルにおいてアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議が行われたところ,概要以下のとおり(我が国より野田佳彦内閣総理大臣が出席。)。
本年の米国APECの優先課題であった1)「地域経済統合の強化及び貿易の拡大」,2)「グリーン成長の促進」及び3)「規制収斂及び協力の促進」に関し,以下を含め,各エコノミーが実施することに合意した内容等を記述。
- イノベーション政策が貿易・投資を制限することを防ぐための「効果的,無差別かつ市場主導型のイノベーション政策のための共通原則」
- 環境物品(環境への負荷の低減に資する製品等)に関する関税を2015年末までに5%以下までに削減することを含め,環境物品・サービスの貿易投資の自由化のための措置
2.首脳会議の概要
- (1)首脳会議では,オバマ大統領の議事の下,「成長と雇用」,「規制改革と競争力」及び「エネルギー効率・エネルギー安全保障」の議題に関して議論。
- (2)「成長と雇用」については,ラガルドIMF専務理事の報告の後,各エコノミーからは欧州経済がアジア太平洋地域に及ぼす影響と地域の協力の必要性,成長と雇用を実現するための地域経済統合の重要性などについて議論が行われた。野田総理からは,TPP協定交渉参加に向けて関係国との協議に入ることとしたことを表明した上で,世界経済についての情勢認識・対応や我が国の経済成長戦略に関して説明。
- (3)「規制改革と競争力」については,民間部門の力を成長の原動力にしていくための規制の在り方に関する議論が行われた。各エコノミーからは,規制の策定や見直しに関する自らの考え方や経験の紹介が行われた。
- (4)「エネルギー効率・エネルギー安全保障」のセッションでは,野田総理より基調発言として,1)世界最高水準のエネルギー効率を達成するための我が国の省エネルギーに関する取組,2)今後の我が国のエネルギー政策に関する挑戦,3)アジア太平洋地域におけるエネルギーに関する今後の協力,に関して説明。各エコノミーからは,エネルギー効率を高めるための政策に関する紹介や,環境への影響を低減しながらエネルギー安全保障を実現するためのエネルギーミックスに関する考え方,天然ガスの活用などについて議論が行われた。
2011年APEC首脳会議(成果文書)
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