外務大臣

日米外相会談(概要)

平成23年1月6日

  • (写真)日米外相会談

 前原外務大臣はワシントンにおいて,6日(木曜日)午後1時20分から約2時間,クリントン米国務長官とワーキングランチを含め会談したところ,概要以下のとおり。なお,今回の会談は前原外務大臣にとって,外相就任4ヶ月で4回目の会談。

1.日米関係

(1)総論

 両大臣は,今年前半に予定されている総理訪米に向けて同盟深化の成果となる中身を詰めていくことを再確認した。具体的には安保,経済,文化・人材交流の分野において訪米までに可能な限り進展させ,また,そのような作業を進めつつ,21世紀の日米同盟のビジョンについてもよく相談していくことで一致した。

(2)安全保障

 日米安保協力については,地域の安全保障環境の評価を踏まえつつ,共通の戦略目標の見直し・再確認の作業を進めていくこと,我が国の防衛や周辺地域における事態でのより円滑な日米協力のための協議を更に加速させていくこと等で一致。

 普天間飛行場の移設問題については,前原大臣から,5月の日米合意に沿って実施していくとの方針に変わりはない,今後沖縄の方々の理解を頂くよう粘り強く努力していく旨述べたとともに,沖縄の負担軽減策に向けても日米で引き続き協力することで一致した。

 なお,「2+2」を適切な時期に開催すべく調整していくことで一致した。

(3)経済

 前原大臣より,日米同盟を支える両国経済の互恵的な成長を確実にしていくとの観点から,TPP等貿易・投資等の自由化に関する協議を進め,また超電導リニアや高速鉄道についての協力を重視していることを伝えた。また米国産牛肉の輸入問題に関し,引き続き議論していくことを確認した。

 さらに,レアアース等の戦略資源の安定供給確保や代替材料開発等に関し,今後とも緊密に連携していくことで一致した。

(4)子の親権

 クリントン国務長官より,子の親権に関し,ハーグ条約の早期締結につき改めて要請があり,これに対し,前原大臣より,ハーグ条約については真剣に検討を進めている旨述べた。

2.アジア太平洋地域情勢

(1)北朝鮮

 先月の日米韓外相会合は3カ国の強い結束を示す上で非常に有益だった旨確認するとともに,朝鮮半島の非核化等に向け,引き続き緊密に連携していくことで一致した。

(2)中国

 中国が国際社会の責任ある一員として建設的役割を果たすことが重要との認識で一致した。

3.グローバルな課題

 クリントン長官より,イラン,アフガニスタン・パキスタン,中東和平等のグローバルな課題についても,引き続き緊密に連携していきたい旨述べるとともに,これら諸課題に対する日本の貢献を評価した。特に,アフガニスタンについては,我が国が行っている警察給与支援に言及の上で,謝意の表明がなされた。

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