外務大臣

玄葉外務大臣とカーク米国通商代表の会談(概要)

平成23年12月19日

  • (写真)玄葉外務大臣とカーク米国通商代表の会談

 19日午後3時(現地時間)から約45分間,米国・ワシントンDCを訪問中の玄葉外務大臣は,カーク通商代表と会談を行ったところ,概要以下のとおり。

1 TPP

 玄葉大臣から,我が国のTPP交渉参加に向けた関係国との協議に関し,先週行われた関係閣僚会合で政府一体となった体制の構築,国民への情報提供のあり方等につき決定したことを含め,日本国内の準備・検討状況について説明した。また,TPP交渉に関する一層の情報共有を要請した。

 これに対し,カーク通商代表からは,日本がTPP交渉参加に向けた関係国との協議に入る旨決定したことを歓迎するとした上,米国内の官報告示の手続や議会・ステークホルダーとの協議プロセスの状況につき説明があった。その中で,議会・ステークホルダーからは,農業,自動車を含む製造業,サービスといった分野に関心が示されている旨紹介があった。

 両者は,今後とも緊密な連携を保ち,両国政府間の協議がスムーズに進むよう図っていくことで一致した。

2 日米経済

(1) 日米経済調和対話

 両者は,日米経済調和対話の本年の対話が建設的な形で進められ,いくつかの具体的な成果も得られたとの見解で一致した。

(2) 牛肉輸入問題

 玄葉大臣から,我が国のBSE対策全般の見直しに関し,日本時間本19日に食品安全委員会への諮問を行ったことを伝え,諮問内容につき説明したのに対し,カーク通商代表からは,かかる動きを歓迎するとしつつ,科学に基づき国際基準に整合的な対応を通じた米国産牛肉の輸出機会の拡大を引き続き求めていくとの立場の表明があった。

3 WTO

 両者は,先の第8回WTO閣僚会議でロシアの新規加盟や政府調達協定改正交渉の妥結といった成果が得られたことに言及の上,ドーハ・ラウンド交渉の今後につき,「新たなアプローチ」の具体的な内容は固まっていないが,日米はじめ関係国で協調していくことが重要との認識で一致した。

4 APEC

 玄葉大臣から,米国APECの成功に改めて祝意を表明の上,地域経済統合の強化やグリーン成長の推進等の分野で具体的な成果を実現できたことを評価する旨述べたのに対し,カーク代表から,改めて日本政府の協力に感謝する旨応答があった。両者は,APECの継続性が確保されることが重要であり,引き続き日米間で協力していくことで一致した。

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