麻生外務大臣

日仏外相会談(概要)

平成18年6月

 G8外相会合出席のためにモスクワを訪問中の麻生外務大臣は、6月28日ドゥースト=ブラジー仏外相と外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.二国間関係・アフリカにおける二国間協力

(1)ドゥースト=ブラジー外相より、昨年3月にシラク大統領が訪日した際に作られた「日仏新パートナーシップ宣言」に基づき、閣僚や事務レベルで人の往来が進展しており、意見交換や協議が進んでいること、ITERに見られる先端科学技術分野での協力が進展していることを喜ばしく思う旨述べた。麻生大臣からも、そういった発展を喜ばしく思っており、今後ともぜひ進めて行きたい旨述べた。

(2)麻生大臣より、現在日仏によるアフリカ協力についての議論が進んでおり、ぜひ具体化していきたい旨述べた。ドゥースト=ブラジー外相より、アフリカに日本が関心を有していることを喜ばしく思うと述べるとともに、協力の実現に期待している旨述べた。

2.開発資金問題(国際税)

(1)ドゥースト=ブラジー外相より、アフリカに対して日本が貢献する手段として国際税がある、日本が開発資金調達のために国際税を導入することは容易でないとは承知しているが、日本がこのような新しい資金調達の仕組みに参加することを期待する旨述べた。

(2)麻生大臣からは、国際税というアイディアが実現にこぎつけたことに敬意を表する、ミレニアム開発目標の達成のために更なる開発資金が必要との認識を共有、日本としては保健、開発などの分野で最大限協力を行ってきている、他方、追加的な課税が日本の納税者に理解されるまでは相当の時間がかかるだろうと述べた。

3.安保理改革

 ドゥースト=ブラジー外相より、改めてG4に対する支持表明がなされ、麻生大臣からは感謝の意が表されると同時に、G4の連携を維持しつつ今後の進むべき道筋について検討を進めている旨述べた。

4.北朝鮮

(1)麻生大臣より、現在見られるミサイル発射準備の状況に懸念を有している、日本としてはミサイル開発問題以外にも拉致を含む人権問題についても懸念を抱いている等、北朝鮮に対する日本の立場について説明した。

(2)ドゥースト=ブラジー外相は、ミサイル発射準備の兆候についてはフランスとしても懸念を抱いている、六者会合が早期に開催されることが重要である、いずれにせよ明日のG8外相会合でしっかり議論したい旨述べた。

5.イラン

(1)ドゥースト=ブラジー外相より、EU3+3の包括提案をイランに対して示したことに言及しつつ、今やボールはイランの側にある、イランは早急にこの包括提案に対して返事をすべきである旨述べた。

(2)麻生大臣からは、イランが早期に交渉のテーブルにつくことが重要であり、日本としても働きかけを行っている、イランが交渉を早期に再開することを期待する、明日のG8外相会合でしっかり議論したい旨述べた。

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